リグーリアから北に、ピエモンテにはいってすぐの「オヴァダ(Ovada)」は、こじんまりとした古い町並みと年に7回開催されるアンティークマーケットで有名な町。
イタリアの祝日は、マリア様がイエス様を身ごもったことがわかった日、とか、基本的にカトリック関連のおいわいごとがメインで、神聖な行事が教会で行われる以外はすべての店がしまっているので、外国人や若者はけっこう退屈です。
オヴァダのマーケットのいいところは、この退屈な「祝日」に行われること。どーせやることのないイタリアの祝日に、「あ!オヴァダのマーケットがある♪」と気づくのは、けっこううれしい。家にいるよりダンゼン楽しい!
ということで、ジェノバから車で30分、電車は本数は少ないながら直通で1時間(+徒歩20分)、近くて交通の便がいいので、やることのないジェノベーゼもたくさん訪れます。そしてオヴァダは「いい買い物ができるマーケット」としても有名で、お財布のヒモがかたいといわれるジェノベーゼの理想にかなうマーケットなのです♪
オヴァダのマーケットは朝がはやい!
オヴァダは、貴重なアンティークが破格で売られることもあるため、プロのアンティーク業者や熱狂的なアンティークコレクターが足をはこぶことでも有名で、そんなライバルに先をこされまいと、どんどんマーケットの開始がはやくなり、とうとう、まだ日がのぼりきっていない早朝、商品を並べ終わっていないスタンドを懐中電灯を照らしながら見てまわる人もいるとか。
7時でもけっこうな人で、9時前にプロが狙うようなめぼしいものはすでに売れていたりしますが、お昼ごろに到着しても、じっくりさがせば掘り出し物がみつかる可能性は充分あります。5時に起きなくても大丈夫!
開催日 |
※日程は変更がある場合があります。 |
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スタンド数 | 400 |
マーケットの質 | ○:ヴィンテージから貴重なアンティークまで掘り出し物の遭遇度がかなり高いマーケットで有名です! |
楽しさ度 | ◎:こじんまりとしたオヴァダの町全体がマーケット会場。マーケットだけでなく、レストランもリーズナブルでおいしいので楽しさ倍増 |
オヴァダのグルメ
オヴァダはピエモンテに位置しますが、リグーリアに限りなく近いので、食文化もリグーリア寄り。バターとチーズのこってりピエモンテ料理より、オリーブオイルのさらっとした日本人好みの郷土料理が多いのです。
オヴァダにはそんなあっさり目のイタリア料理が食べられるレストランの有名店もあるのですが、マーケットを巡る時間をけずらずに、小腹を満たせるストリートフードを紹介したいと思います♪
まず、ファリナータ。ひよこ豆の粉と水と塩、というシンプルな材料ながら、石釜で焼き上げると、表面はさくさく香ばしく、奥はふわふわもちもち、ひよこ豆の自然な甘さと塩辛さが舌を魅了して、とまらなくおいしさ。
ふと、ある日、そのサクサク+もちもち感が大阪名物「たこ焼き」に似てるなぁ~(たこぬき)と気づきましたが、どうでしょうか?
名前 | Da Vittorio(ダ・ヴィットリオ) |
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住所 | piazzetta cappuccini, 8, 15076 Ovada AL |
TEL | 0143 86486 |
営業時間 | 10:30~20:30 |
そして、オヴァダに寄ったら絶対たべたい超絶品のジェラート屋さんがあります!
名前 | Gelateria Lung’orba(ジェラテリア・ルンゴルバ) |
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住所 | via Lung’Orba Mazzini 8, 15076 Ovada AL |
TEL | 0143 822987 |