美食の街トリノで160年の歴史ある蚤の市「バルーン」

イタリア第4の都市トリノでは、毎週どこかでマーケットが開催されているのですが、トリノで一番有名で一番大きいアンティークマーケットといえば、「バルーン」!

「バルーン」はトリノの北に位置するエリアの名前で、そもそもはフランス語の「気球」という意味。中世1700年ごろ、このあたりは、気球に乗れるスポットとして有名だったからです。今も公園にまんまるの気球がひっそりと展示されていたり、お店の看板が気球だったり、ちょろちょろ気球に出会えるエリアです。

1856年からはこのエリアで蚤の市が開催されるようになり、バルーンはアンティークショップが集まるエリアに変化していきました。そして、1985年から定期的に開催されるようになったアンティークマーケットを「バルーン」と呼んでいるのです!

バルーンのアンティークマーケット

毎週土曜日は「バルーン」、さらに毎月第二日曜日は、大きいという意味の「グラン」を追加して「グラン・バルーン」が開催されています。路地や広場、常設のアンティーク店舗をくまなく見て回ると、たっぷり2時間はかかります。
60〜70年代のヴィンテージや古着やバッグから、アンティークコレクターやプロのバイヤーが探す希少品や高級品まで、いろんなランク、カテゴリの商品が1つのマーケットにあることで、幅広い層のハートを掴んでいるのだと思います。


ちなみに、トリノは内陸部なので、夏場はけっこう蒸し暑く、それなのになぜか全然エアコンが普及していません。レストランもバールも店舗も、昔懐かしの扇風機が基本。6~7月はお店をゆっくりみたくても、ご飯をたべても、いちいち汗だく必須なので、暑い時期はなるべく薄着をして挑みましょう!

マーケット グラン・バルーン(Gran Balon)
開催日 グランバルーン:毎月第2日曜日
バルーン:毎週土曜日
8月はなし
スタンド数 250スタンド+50店舗(土曜日のバルーンは少なめ)
マーケットの質 ◎:高級アンティーク店が並ぶ通りもマーケット会場で、各店舗も店の前にスタンドを設置。その他のスタンドはそれぞれ特色を持っていて、プロ、コレクター、観光客も楽しめるバラエティです。
楽しさ度 ◎:マーケット会場は広く、日曜日でも店が開いている中心部にも近いので、気候がよければかなり楽しめます!
COCO
マーケット以外の楽しみもたくさんあるので、グルメも観光もの人にはかなりおすすめ!

ピエモンテの伝統料理が激安で食べられるレストラン

トリノは美食の街としても有名なので、バルーンに来たら、オープンエアーのおしゃれなバールやレストランが集まるクアットロ・マルツォ広場(Largo IV Marzo)まで足をのばしてみて!


どこのバール、レストランもおいしいのですが、個人的には地元の大人気店「ピオラ」が活気にあふれていておススメ。
12時半のオープン後、あっという間にすべての席が埋まるほどの熱気!看板の文字をよまなくてもすぐにどのお店かわかります。

塩とレモンだけで美味しいシンプルな牛肉のタルタル

サルシッチャとズッキーニのパスタ

ものすごいテーブル数から受けるおびただしい注文を有能な店員がてきぱきこなすレストランは、イタリアには少ないので、てきぱき好きの日本人は満足。そして、会計時にはびっくりするレベルのグッドプライスです♪

名前 Da Cianci Piola Caffe (ダ・チャンチ・ピオラ・カフェ)
住所 Largo Quattro Marzo 9/b, 10122 Torino
TEL 388 876 7003
営業時間 12:30~15:00 / 18:30~23:00
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地元の有名店なので常に満席。要行列、でも回転は早いので待つ価値あり!

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イタリア在住バイヤー&ブロガーです。リグーリアの希少なワインやオリーブオイル、ジェノバっ子だけが知ってる穴場スポットなどを紹介します♪ちなみにイタリア語のブログのフォロワー5000人、ジェノバではCocoJapanとして結構有名人です!