イタリアの食文化

ポルチーニ

イタリアは縦に長い形状で、南北で気候が大きく異なるため豊富にとれる農作物の種類もさまざま。
食はどの国においても文化ですが、イタリアにおいては、地元の食材を使った特徴的な伝統料理がそれぞれの地域にあり、歴史背景も含めた奥深い食文化があります。

平地が多く、農作物のための肥沃な土地が充分にあること、環境保護、地産地消、スローフードの感覚が根付いているせいか、イタリアでは今でも輸入品、ハウス栽培の需要がなく、イタリア人は男性も女性も子供もお年寄りも、それぞれの季節、そのとき一番おいしい「旬」の食材を食べることに集中します。

秋が深まる今の時期はイタリア中、とにかくみんな「ポルチーニ」に夢中です。
人工栽培ができず、山に出かけて行って何時間も探しまくって見つける貴重なキノコなので、いわば、日本人にとっての「マツタケ」みたいなものだと思います。

ポルチーニ

ジェノベーゼのおしゃべりの話題ももちろん「ポルチーニ」。ポルチーニといえば、トスカーナが有名ですが、郷土愛が強いジェノベーゼは「リグーリアでとれるポルチーニの方が味わい深くておいしい」と信じて、マーケットで買い物をするときには「リグーリア産」を求めます。

リグーリアには海もあるけど山もあるので、ポルチーニもとれるスポットがちらほらあって、週末にポルチーニ探しに出かけることを楽しみにしている友だちがたくさんいます。
20代からポルチーニ探しをライフワークにしているおばさん、30代の魚屋さんの女の子、マーケットでアンティークを売っている40代のイケメン店主など、ポルチーニさがしを趣味としている人の共通点は見当たりませんが、とにかくみんな、ポルチーニの時期になるとそわそわしだして、仕事の間もポルチーニのことで頭がいっぱい。朝4時起きで山に出かけて5時間も6時間も延々と道もない山を歩きまくり、ポルチーニをさがす熱意がどこからくるのか、日本人にはさっぱり理解ができません。

さて、そんなポルチーニは、ものすごく新鮮なものは、生でスライスして、パルメジャーノチーズといっしょに食べたり、ベーシックにはフライやパスタといっしょに。

ポルチーニとイカのパスタ

ポルチーニとイカのパスタ

乾燥じゃないフレッシュなポルチーニが食べられる季節にイタリアにくることがあったら、ぜひ、フレッシュポルチーニの料理をオーダーしてみてください♪

ポルチーニのフライ

ポルチーニのフライ

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イタリア在住バイヤー&ブロガーです。リグーリアの希少なワインやオリーブオイル、ジェノバっ子だけが知ってる穴場スポットなどを紹介します♪ちなみにイタリア語のブログのフォロワー3600人、ジェノバではCocoJapanとして結構有名人です!