ジェノバを散策すると、きっと目につくのは「白とグレーのしましま」の建物。
白とグレーの石をかわりばんこにかさねてつくった「しましま」が、モダンで個性的でエレガント。
白い大理石はイタリア中どこででも見かけますが、ジェノバ特有なのはこのあたりだけでたくさんとれる「アルデジア」というグレーの石。ジェノバでは建物の壁以外に建物の床やテーブルなどにもよく使われています。
まず、ジェノバで外せない記念撮影スポット、サンロレンツォ大聖堂。
その迫力ある姿は大きさと直線的なフォルムにもよりますが、白とグレーのコントラストが効いた装飾が、適度におごそかな雰囲気をかもしだしています。
ちなみに、このかっこいいサンロレンツォ大聖堂には、最後の晩餐でイエス様が使ったコップが保管されているといわれています。
そのおかげか、第二次世界大戦中、イギリス軍が落とした爆弾が見事に命中したのになんと爆発しなかった、という逸話があり、「奇跡だ!」ということで教会内のけっこういい場所にその不発弾のレプリカが厳かに展示されています。
「奇跡かどうか」というところは、信仰心のない日本人なら「たまたまちゃう?」と思ってしまわなくはないですが、とにかく、このかっこいい教会が破壊されずにジェノバの中心に残ってくれたことは、とてもうれしく思います。
さて、大聖堂以外におジェノバの旧市街にある重要な教会の多くはこの「白とグレーのしましま」です。
教会以外の建物にも「しましま」に出会うことがあると思います。
そのときは「あ、アルデジアだ!」と思って、ジェノバ名物との出会いを楽しんでみてください♪