イタリア携帯キャリア事情!電波の入りにくいジェノバで使えるキャリアは?

たまにイタリアから日本に帰ってくると、電車やバス、レストランなど、あらゆる場所で携帯電話の通話が禁止されていて、いったいどこで電話すればいいんだ!となることがあります。一方、イタリアは携帯パラダイス♪
外出先で急用・・・でなくても、電車でひまつぶしに携帯でおしゃべりしても大丈夫な国なのです。

それには2つ理由があります。

  1. スマホの通信費が格安
  2. コミュニケーションが超大事

さて、この携帯パラダイス、いいのかわるいのか???

理由1.イタリアは携帯の通信費が格安!

イタリアには、2017年1月現在、4つの通信キャリアがあります。

1.TIM
イタリア最大手の携帯通信キャリア。NTTみたいなものかな。
数年前まではどの地域でも電波がはいりやすく、信用度が高いキャリアとして人気だったのですが、価格は高めなので、ユーザーはビジネスで携帯を使う「大人」のみでした。最近は他キャリアとのユーザー獲得競争に参戦して、他社と競えるほどの格安プランもあります。

2.Vodafone(ボーダフォン)
TIMの次に続いてメジャーな携帯通信キャリアのボーダフォン。
信用度は高く、価格は「TIMよりも安い」ぐらいでしたが、ここ1年間は超低価格の特別プランを積極的に提供。ジェノバでは去年、店舗の整理もあって、サービスがものすごくよくなりました。
プリペイド分をオンラインでクレジット支払ができたり、無料通話分をアプリで確認できたり、便利なサービスがいろいろあって使いやすい!友だち紹介プランなど、お得なプランに遭遇できるのなら、ボーダフォンはおすすめ。

3.Wind(ウィンド)
4~5年前から低価格なプランを推しだして、急速に成長したウィンド。ジェノバでは2012年から店舗が一気に増えました。
ウィンドは安いけど電波が入らないといわれた時代もありましたが、ジェノバではウィンドの方がはいりやすい場所もあって、最近は信用度もアップしている模様。ただ、今でも高速道路では入りにくいそうで、車移動が多い人は避けた方が良さそう。
TIMやVodafoneが低価格プランを打ち出し始めているので、失速気味。2017年、Treと経営提携。

4.Tre(トレ/3)
イタリアで唯一、日本のようにキャリア専用携帯電話が必要なキャリアだったのですが、2017年にWindと提携してから、絶対ではなくなった模様。
基本的には、2年以上、長期で契約することでスマホ代金を月々の利用料金といっしょに支払うシステムなので、最新型のスマホがほしいけどまとまったお金がない若モノに人気だったキャリア。最近ジェノバでは失速気味に感じます。

2013年ごろまでは、キャリアごとにプランの内容が大きくちがったり、得意エリアがあったりしたのですが、最近はどのキャリアも電波の状況がよくなり、毎月のプランの価格差も小さくなる傾向にあります。

イタリアの携帯電話はすべて「SIMフリー」のため、これらの通信キャリアの乗り換えが超カンタン。それでキャリア間の競争がものすごくはげしくなって、おかげで、通信価格は日本と比べ物にならないほどの低価格なのです!

理由2:コミュニケーション大好きイタリア人

イタリアは世界で一番はやく携帯電話が普及した国。2000年の普及率はすでに80%近く、現在の普及率はなんと150%。月々の基本料金のやすさから、仕事とプライベートというように2台を使い分ける人もいて、携帯への依存度はかなり高め。

その携帯の使用頻度も世界一ではないかと思うほど、イタリア人は友だち、恋人や家族への連絡頻度がハンパありません。
イタリア人カップルの場合、どこにいるのか、何をしているのか、気分はいいのか、というとりとめのないことをを1日に何回も何回も確認しあうことが日常なのです。カップルじゃなくても、イタリアは就業時間後はささっとに仕事場を出て、自分の時間をたくさんもとうとする人がほとんどなので、平日でも友だちとの連絡はけっこうまめにとります。

そんなイタリア人に「携帯電話の通話禁止」は絶対にムリ、そもそも「携帯電話の通話を禁止してほしい」というリクエストはどこからもでてこないのです!

ジェノバでつかえる通信キャリアは?

そういえば先日、ジェノバで働いている娘さんの携帯がなかなか通じなくて心配、と日本にいるお母さんからサイトにジェノバの通信状況の問い合わせがサイトにありました。実際、ジェノバの旧市街地は、せまい土地にぎゅうぎゅうに高い建物がたって、せまい道もものすごく入り組んでいるせいで、町の中心なのに携帯の電波がはいりにくい環境です。

わたしが5年前に住んでいた自宅では、当時使っていたボーダフォンの電波がはいらず、かろうじて入る窓際にいつも携帯をおいておく必要があって、かなり不便な生活でした。ジェノバの旧市街地には他にも電波が入りにくい構造の家やゾーンがたくさんあるので、よくみると、窓際や入口付近に携帯をおいている人や店がちょくちょくあります。

そこで、4年前、格安プランで勢いをつけていた新興のウィンドに乗り換え。これで基本料金25ユーロから8ユーロに。さらにウィンドの電波はちょうど当時の家に届きやすかったみたいで、家の中でも通話できるようになるというラッキーぶり。
電波の具合は「実際にキャリア変えてみるまでわからない」というのはかけといえばかけですが、金銭的なリスクはとても少ない。どのキャリアも他社ユーザーから乗り換えてもらえるよう破格プランを用意して、乗り換えユーザー用の超おとくなキャンペーンをうっているので、職場や学校、自宅で電波がはいりにくくて不便なら、別の通信キャリアためしてみても損はないとおもいます!

ちなみに、ウィンドに変えてから、古巣のボーダフォンから「ボーダフォンに帰っておいでよ、あなただけの特別プランがあるよ!」というメッセージがちょくちょくとどき、「今なら13ユーロ」「今なら10ユーロ」「今なら・・・」とどんどんさがって、「7ユーロ!」というので、去年、古巣にもどってきました。

ということで、今、私が月々支払っているスマホ代は、1000分の無料通話付、インターネット無制限でずばり7ユーロぽっきり、なんと1000円弱です。そりゃ、普及しますよね。

個人的におすすめ通信キャリア、まとめ

私はイタリアでしばりのある契約はなるべくしません。銀行口座からの引き落としの契約もなるべくしません。
なぜなら、もしもまちがえて引き落とされたとして、それを取り戻すのは弁護士に手紙を書いてもらって、郵便局で順番をまって、5~6ユーロも払って配達証明郵便で送って、それでも返金されるかどうかわらない、という手続きが超タイヘン、かつ、お金と時間がかかって不合理だからです。そういう理由で、まず「トレ」はなしです。

新しいユーザーがほしくてがんばるTIMやボーダフォンなどの大手は、継続してつかっているユーザーにはつめたくて、毎月30ユーロ、50ユーロはらっている人もいる模様。そういう場合は、いったん他キャリアへ鞍替えがおすすめ。
新キャリアで大幅にコストダウンしつつ、他社のサービスを体験していると、意外と気に入るかもしれないし、古巣のキャリアが友だちの紹介プランとか、おかえりなさいプランなど、いろんな手で攻めてくるので、お得なプランで契約できるのであれば、また戻ったり。

私がすんでいるジェノバの旧市街地は、今でもウィンドの方が入りやすいような気がしますが、最近はボーダフォンも旧市街でそこそこつながりやすくなっているのもあって、私はボーダフォンのサービスがとても使い勝手がよくて気に入っています。個人的には一番おすすめ。

どれにしても、今、イタリアでは月に10~12ユーロ程度です!(2017年1月の情報です)

ABOUTこの記事をかいた人

イタリア在住バイヤー&ブロガーです。リグーリアの希少なワインやオリーブオイル、ジェノバっ子だけが知ってる穴場スポットなどを紹介します♪ちなみにイタリア語のブログのフォロワー3600人、ジェノバではCocoJapanとして結構有名人です!